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家づくりコラム

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インテリアと暮らし 2026.10.19

生活感が出にくい家は、設計の段階でつくれる

生活感が出にくい家は、設計の段階でつくれる

ホテルのように、すっきり片づいた家に憧れる方も多いと思います。ただ、住み始めてから片づけの努力だけで保つのは大変です。生活感の出にくさは、間取りや設備、配線を決める段階で、かなりの部分が決まります。

この記事では、設計の段階で取り入れたい「隠す」工夫を紹介します。

来客が入る場所と、家族だけの場所を分ける

まず考えたいのが、家の中のゾーン分けです。リビング・ダイニングなど人が集まる場所と、寝室や家族の衣類収納、浴室・洗面など家族だけが使う場所を分け、扉1枚で区切れるようにしておくと、急な来客でも慌てずに済みます。

玄関の近くに手洗い場を設ける場合も、玄関から正面に見えない位置にすると、すっきりとした印象を保てます。

存在感の大きい家電・設備の置き場所を決める

生活感の原因になりやすいのが、エアコンや冷蔵庫、キッチン家電です。エアコンを天井に埋め込むタイプにしたり、ルーバー(細い板を並べた格子)で覆ったりする例があります。冷蔵庫を正面からは目に入らない場所に置く、キッチン家電はパントリーや扉付きの背面収納にまとめる、といった方法もよく見られます。

ただし、隠すほど点検や掃除がしにくくなる場合があります。配管のカバーを取り外せるようにしておくなど、お手入れの方法も一緒に確認しましょう。設備の種類によっては費用も変わるため、見積りへの影響も聞いておくと安心です。

配線とゴミ箱の「定位置」を決めておく

インターネットのルーターやテレビまわりの機器は、配線がからまって目立ちやすいものです。これらを収納の中にまとめる場所をあらかじめ決めておくと、リビングがすっきりします。壁掛けテレビにする場合は、配線を壁の中に通す計画を早めに立てておくことが大切です。

見落としがちなのがゴミ箱です。キッチンのどこに、いくつ置くかを先に決めておくと、出しっぱなしを防げます。

収納は扉付きにして、まとめる

キッチンの背面に扉付きの収納をまとめる、玄関のシューズクロークを壁で仕切る。物が多い場所ほど、視線が届かない工夫が効いてきます。一方で、扉が多いと出し入れに手間がかかることもあります。よく使う物は手の届きやすい場所に、という使い勝手とのバランスも考えておきましょう。

色と照明、細部をそろえる

空間に使う色の数を絞り、壁・床・建具のトーンをそろえると、落ち着いた印象になります。天井の照明だけに頼らず、間接照明などで明るさに強弱をつけると、奥行きが生まれます。カーテンレールをカーテンボックスで隠す、巾木やスイッチプレートの色をそろえるなど、細部の積み重ねも印象を左右します。

屋外の設備も見え方を考える

給湯器や室外機、電気のメーターといった屋外の設備も、正面から見えない位置にすると外観がすっきりします。ただ、給湯器が浴室やキッチンから離れると、お湯が出るまで時間がかかることがあります。見た目と使い勝手の両方から位置を決めましょう。

「作らない」「置かない」も選択肢に

SNSで素敵な実例を見ると、あれもこれも取り入れたくなります。ただ、飾り棚はほこりや油汚れで掃除の手間が増えることがあり、物を飾るのが得意でなければ、あえて作らないという判断もあります。

キッチンの天板も、物を置かないだけで印象が変わります。食器用洗剤やハンドソープを天板に埋め込むタイプにすれば、ボトルの置き場所がいらず、ぬめりの掃除も減らせます。「何を足すか」と同じくらい、「何をやめるか」を家族で話し合ってみてください。

まとめ

隠す工夫の多くは、建ててからでは手を入れにくいものです。だからこそ、設計の段階で相談できるかどうかが大切になります。

工務店の施工事例を見るときは、エアコンや冷蔵庫、配線がどこにあるかにも注目してみてください。細部まで気を配った提案をしてくれる工務店かどうかを見極めるヒントになります。

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